執筆のドグマ
執筆は正直に言って大変だ。始めるまでは。
でも書いていると自分の考えが整理されて、新たな考えが生まれて、
新しい自分の一面が見れて、成長が実感できて。
書きたくなる。書いていたくなる。一生。
それが執筆。
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執筆は自己との闘争だ。いつも。
でも闘えば闘うほど自分の価値観を見つめなおすことができて、
自分が何者で、どこから来て、どこへ行くのかが見えたり見えなかったり。
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執筆はいつも我儘で身勝手だ。
執筆をすることで多くの人が見てくれるかもしれないが、見てくれないかもしれない。
ただの独りよがりの文章かもしれないけど、それでも書くんだから。
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執筆は世界との対話だ。
表層的にしか見えていない世間をよく知り、掘り下げる。
地中深く掘り下げていったときに何が見えるか知りたいから、書くんだ。
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執筆はいつも自己肯定だ。
とにかく自分を認めていたい。自分を否定してほしい。その繰り返し。
肯定も否定も全部自己認証だからうれしいんだ。
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執筆は恥だ。
恥をさらしているんだ。でも晒せない人も大勢いるんだ。書いているのに。
書いているなら思い切り書いた方がいい。じゃないと書けない。本当は。
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執筆は世界への問い。
自分が何者であるかを知る闘争。
間違ってもこの世界にいつの間にか位置づけられた自分を「どうやら僕はこういう者のようです」と表すためじゃない。
自分になるため。
もっとこの世界のこの時代に生きていることを
「実感」するため。
そのためだ。執筆は。
僕にとっての執筆のドグマ。