人生をブチ抜く方法
今日は箕輪編集室の定例会『秒速でブチ抜く方法』に行ってきました。
与沢さんの近著『ブチ抜く力』になぞらえてネーミングされたタイトルです。
かなり熱いイベントでした。
ぼくは大寝坊をかましたので会場滞在時間は15分。
しかし箕輪編集室のFacebookページで、限定公開LIVE配信がされていたので、それを見ながら向かい、ほぼ電車内で対談内容のメモをしまくっていました。
印象に残ったのは、与沢さんの一点突破の力。
「今月、生きられればいい」
「直近に命をかける」
「例外のルールをつくらない」
与沢さんは「上場企業の経営者ってかっこいい」という理由、ただその一点で企業をつくって上場をめざし、「お金を稼ぎたい」という理由、一点でとにかくお金を稼ぐことに全力を傾注しました。お金を稼ぐことが目的だったため、「それで何を買うか」には興味がありません。高級車などを購入したときは「手に入れた」ということよりも、「これだけのものを買えるだけの額を稼ぐ自分になっていること」に意味があると言います。
与沢さんの話は、お金を稼ぐことだけに留まる話じゃないと思うのです。
自分が「すごい」と思ったもの、「したい」と思ったこと、
そういうものに一点まっしぐらに向かっていく尊さとその実感を語っているのです。
昔、小学校の頃には「あなたの夢はなんですか?」という問いをよくされたと思います。
「大工さんになりたい」とか「囲碁のプロ棋士になりたい」とか「体操選手になりたい」とか。(ぜんぶぼくの幼少期の夢)
そんな夢を語るたびに親や先生は「きっとなれるよ!」と応援してくれた。そんな記憶がある人もいるのではないかと思います。
それが高校や大学にもなると、夢を語れば「う~んおまえなぁ」と、“ 現実 ” なるものを見るように諭す大人が多かったのではないでしょうか。
それはすべて叶い得るはずなのに。
まだぶつかってもいない困難のリスクを想定して、自分の本当にしたかったことを諦めた人も少なくないと思います。しかし「リスクをとれ」と与沢さんは語ります。
リスクをとらなければしたいことはできない。
聞いてみれば当たり前のように思えます。
自分のしたいことに挑戦すれば、周囲からの信用を失う “かも” しれない。財産をなくす “かも” しれない。だけど、むしろ挑まなければ夢の実現は「ある “かも” 」という可能性のかけらさえもなく、「あり得ない」のです。
したいことに全力で人生を投資できるかどうか。
与沢さんはそのスリルを全力で楽しんでいるように思います。
それが確固たる人生の芯をつくっています。
与沢さんに限らず、名を残すような活動をしている人たちはみなさんそうだと思います。
すごくありきたりな話をしてしまったかもしれませんが、
自分のしたいことで自分の人生をブチ抜く力が試される、そう思った講演会でした。
与沢さんの言葉は実感にあふれた体温のある言葉でした。
だからこれほど感じるものがあったのだと思います。
ライター 金藤 良秀